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Q 私の犬はトーグリップスを使うべきですか?
- もし、愛犬が草の上やカーペットでは問題なく歩けるのに、室内のフローリングになると滑ってしまうようでしたら、是非ご使用ください!
トーグリップスはほとんど屋内で過ごしている、床の上で滑ってしまい苦戦しているお年寄りの犬や関節炎の犬、また特別なケアが必要な犬のために作られたものです。
トーグリップスは年齢に関係なくご使用いただけますが、トーグリップスは「走る犬」よりも「歩く犬」向けに作られているため、若くて元気に動き回る犬につけると、爪から外れてしまう可能性があります。しかし、若い犬でも、術後やリハビリ中の場合や、負傷している場合にはご使用いただけます。
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Q 犬がトーグリップスを噛んで外すことはありますか?
- よくそう思われがちですが、実際には97%の犬は噛んだり嫌がったりしていません。それどころか、付いていることに気づいていない犬がほとんどです。これは、トーグリップスは皮膚や脚、肉球などの柔らかい部分ではなく、神経の通っていない爪に装着されているからです。
Dr. バズビーが獣医師として、トーグリップスを発売するにあたって心配していたことの一つは、犬がこれを飲み込んでしまう事でした。しかし彼女の同僚の獣医師全員が、このサイズであれば消化器官を通って出てくるので、体の中での害はないと言っています。今まで、トーグリップスが体内に留まりなんらかの健康被害があった事例はありません。なお、トーグリップスはFDA(アメリカ食品医薬品局)より、無毒性であると承認を受けています。
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Q どのように正しいサイズのトーグリップスを選べばいいですか?
- 効果を得るには、正しいサイズを計測することが非常に大切です。適切なサイズは、犬の爪の外周の長さによって異なります。購入時に一度、犬の爪の外周を計測する必要があります。犬の爪の外周を計測しトーグリップスを装着する前に、まずは爪をきれいに整えることで、より確実なサイズをお選びいただけます。爪の外周の計測方法はこちら。
トーグリップスは爪に密着させて使用するものですので、正しいサイズを使用していても簡単には装着できないようになっています。ですので、簡単に付けられない場合でも一つ大きいサイズに変更するのではなく、あくまでも計測したサイズに従うようにしてください。 -
Q トーグリップスはどのぐらいの期間使用可能ですか?
- 一回のご使用はたいてい1か月から3カ月が目安で、平均的には2カ月ご使用いただけます。犬のサイズ、生活環境、歩き方によりその期間は異なります。歩き方にクセがあるほど、トーグリップスの消耗は早まります。
装着のしかたについて
はい。爪の下に限らず肉球や脚回りの毛をカットしておくと、トーグリップスを付けていてもいなくても、滑りにくくなります。トーグリップスと床の間に毛が入り込むと、毛がスリッパのような役割を果たし、トーグリップスが床を掴むのを妨げてしまいます。間違って犬の体を切ってしまわないように、トリマーの方にお願いするのが最も安全な方法でしょう。
取り外しはすぐ簡単に行えます。自分の指、もしくは爪でトーグリップスを掴み、もう一つの手で犬の脚をしっかり固定します。トーグリップスを回転させながら下に引き抜いてきます。そうするとトーグリップスはすぐに取り外すことが出来ます。
こちらより、トーグリップスの取り外し方法を説明した短い動画をご覧いただけます。
稀なケースですが、可能性はあります。犬が立っている時に爪が地面についていない場合でも、立っている時と歩いている時では爪の地面との接触の仕方が異なるため、トーグリップスはご使用になれるかもしれません。しかし、歩いている時も爪が地面についていない場合は爪が短すぎるためトーグリップスをご使用いただいても滑り止めとしてお使いいただけません。
爪を切った後でも、ほとんどの犬の爪がトーグリップスの使用に適しています。
爪の構造上、トーグリップスは猫には使用できません。
接着剤を使った装着は、ほとんどの犬には必要ありません。3本脚の犬、脚を引きずって歩く犬など通常と歩行方法が異なる犬におすすめしている代替案です。脚を引きずる際、トーグリップスも一緒に引きずるため、取れてしまうからです。瞬間接着剤は、そのような犬たちの爪にトーグリップスをしっかり固定するためのシンプルな解決策です。
動画での装着方法の説明はこちら
Dr. Buzby 推奨の接着剤はこちら
親指の狼爪以外の合計16本の爪にトーグリップスを装着することをおすすめしていますが、十字靭帯損傷の治療中などの理由で全ての爪に装着できなければ、後脚の爪8本のみに装着しても適度な効果が得られます。
犬が嫌がっていてもまだ脚を掴んで固定できるようでしたら大丈夫ですが、もし脚を掴めないようでしたら、自分で装着するのは難しいと思います。
・長時間の散歩や遊びの後、疲れている時に装着する
・脚にトーグリップスを装着している間、犬の気をひいて脚を固定するのを手伝ってくれる人に協力してもらう。
・装着方法の動画を事前に見て、本番に備える。
・自信をもって、落ち着いた態度で臨む。
どうしても難しい場合は、かかりつけの動物病院の獣医師・看護師さんに相談して下さい。
ご使用なさらないで下さい。石油、油、シリコン製潤滑剤はトーグリップス本体の素材と反応してしまうのでご使用になれません。消毒用アルコールの使用を推奨していますが、普通の水、もしくは何もつけなくても装着可能です。
それが最善の方法です。Dr. Buzbyは最低でも一カ月に一度の爪切りを推奨しています。もし爪が長すぎるとトーグリップスを装着する際、グリップゾーンを形成するのに支障をきたしてしまう可能性があります。
消毒用アルコールを使用してのトーグリップスの装着は必須ではありませんが、犬の爪とトーグリップスをぴったり密着させ、よりスムーズに装着できるように手助けをすることができます。消毒用アルコールの使用は、爪やトーグリップス本体に影響を及ぼさないうえ、すぐに乾くためおすすめしています。
消毒用アルコールに16個のトーグリップスを軽く浸します。(長時間浸す必要はありません。)少し濡らした状態で装着することで、アルコールが潤滑剤の役割を果たしてくれるため、より簡単にトーグリップスを正しい位置に装着することができます。パッケージの中にある説明書の内側にその手順をイラスト付きで説明しています。
動画での説明はこちら
トーグリップスは滑り止めとして機能するためには、必ずグリップゾーンを形成する必要があることを留意しておいてください。正しくご使用頂くためには、正しいサイズの計測と正しい位置への装着が非常に大切です。
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安全面について
氷上や雪の上でのトーグリップスの使用はまだ検査しておりませんが、ご使用いただいている飼い主様より、そのような状況でも滑り止めとしてご使用していただけたというご意見は頂いております。
トーグリップスをご使用する際は定期的に取り外してきれいにし、爪に問題がないかチェックしていただく事をお勧めしていますが、犬の爪にバクテリアや菌が繁殖することはめったにありませんので、トーグリップスを使用するうえで心配する必要はありません。
猫やその他の小動物が間違って飲み込んでしまわないように、トーグリップスは猫などの手の届かないところに保管するようにして下さい。
もしトーグリップスを誤飲してしまっても、小さいので消化管を通過するため問題ありません。今までトーグリップスの誤飲による健康被害はございません。正しい管理のもと、責任をもってトーグリップスをお使いください。もし誤飲してしまい心配な場合は、主治医にご相談して下さい。
もしもトーグリップスが落ちていたり犬の爪から離れたりして、小さな子供が誤って飲み込んでしまうと窒息してしまう恐れがあるため、十分にご注意ください。
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お手入れについて
トーグリップスは爪のお手入れの代わりになるものではありませんので、ご使用いただいている間も爪を切る必要があります。爪を切ることは犬の健康維持に非常に重要なことでありながら、その重要性を見過ごされていることの一つでもあります。
- 野生の犬の爪は、走る、登る、穴を掘ることに加えて、常にでこぼこな土地で生活しているため、とても短くなっています。一方、飼い犬たちは生活のほとんどを平らでなだらかな床、また柔らかいベッドやソファで過ごすため、爪が長くなってしまうのです。
- 犬の爪が長くなってしまうと、爪が不自然な角度で地面についたり、脚に余計な力がかかってしまいます。また犬が関節の位置関係、関節の動き、位置変化を感じることのできる感覚に影響を及ぼしてしまいます。そうすると犬の歩幅や歩く姿勢が悪くなり、そのせいで歩き方に影響がでてしまい悪循環になります。
- もし爪が長すぎる状態でトーグリップスを付けていると、爪が地面についてしまい、グリップゾーンが形成できなることで、トーグリップスの効果が得られない場合があります。
適切に爪のお手入れをすることで、犬の姿勢や歩行が劇的に良くなり、床で滑ってしまうこともある程度なくなります。
水や消毒用アルコールを使用し、綿棒を使って洗っていただけます。決して洗剤を使って洗浄しないようにして下さい。
トーグリップスは自然由来の素材でできているため、消耗します。トーグリップスを取り外すことで爪の点検、トーグリップスの洗浄を行うことができます。また激しく摩耗していたり購入時から20%以上擦り切れているトーグリップスは取り換えるようにして下さい。
トーグリップスの状態が良く再装着する場合、回転させてグリップゾーンとなる位置を変えると、より長くお使いいただけます。
犬は時々あちこちでトーグリップスを失くしてしまいますが、それは普通です。そのために1パッケージには4本の脚(合計16本の爪)に必要な数にくわえて予備として4つ多めに封入しています。紛失したときや取りかえる時などにご使用ください。
もし装着から2,3日で取れてしまう場合はサイズが大きすぎる可能性が高いです。
もし何度も失くしてしまう場合は次を参考にしてください。
・トーグリップスを使用するには活発すぎる:トーグリップスはお年寄りの犬やリハビリ中の犬、特別なケアが必要な犬を対象として作られているので、若い犬や活発な犬には向いていません。
・トーグリップスのサイズが合っていない:正しく使用するには正確なサイズを知ることが最も大切です。大きすぎても小さすぎても取れてしまいます。
・神経系の病気をかかえており、脚を引きずっている:脚を引きずって歩く犬のトーグリップスは引きずる動きによりすぐに取れてしまいますが、瞬間接着剤を使って装着することで解決します。(Dr. Buzby 推奨の接着剤はこちら)
・3本脚の犬である:3本脚の犬は1本の脚にかかる負担がより大きいため、通常よりも力を入れて歩いています。そのためトーグリップスが取れやすくなってしまいますが、これも瞬間接着剤を使って装着すれば解決します。
・正しく装着できていない:グリップゾーンを正しく形成するために、爪の先がトーグリップスから少しはみ出るように装着してください。
・装着時に消毒用アルコール以外の潤滑剤を使用した:トーグリップスはアルコール以外の潤滑剤を使用すると外れる可能性が高まります。
・トーグリップスをカーペットの上や庭、もしくは車の乗り降りのタイミングで失くしている:トーグリップスはサイザル麻やフラシ天でできたカーペット、人工芝などのザラザラした地面の上で頻繁にこすり付けられると外れてしまう場合があります。
もしトーグリップスを付けたばかりで起こってしまうのであれば、ご使用のトーグリップスが大きすぎる可能性が高いです。サイズ表を参考にしてもう一度爪の円周を測りなおしてみて下さい。もし装着から何週間もたってからこのような問題が発生している場合、トーグリップスの先端が擦り切れて広がってしまっていることで緩くなってしまっている可能性があります。その場合はトーグリップスを外し、念入りにチェックして下さい。また、必要な場合には交換して下さい。
トーグリップスは水につけても問題ありません。
- もし犬が床の上を滑らずに歩けるようになっていれば、トーグリップスは正しい位置に装着されています。
- トーグリップスは地面に直接ふれていなければいけません。それぞれのトーグリップスがグリップゾーンを形成していれば正しいです。(下図参照)
- トーグリップスは爪の根元に触れると痛みをともなうことがありますので、爪の根元には触れないようにしてください。
- もし犬の爪が長すぎると、地面との接触部分であるグリップゾーンを形成できず、トーグリップスの効果が得られないことがあります。
- もし犬の脚の周りの毛が多すぎると、毛が邪魔をしてトーグリップスが効果を発揮できないことがありますので、何らかの対処をしてください。
他のペット用品と同じように、トーグリップスもきちんとした管理の下でご使用ください。毎日トーグリップスの状態や、正しい位置に装着されているかを目で確認してください。チェックは数秒で終わります。それぞれのトーグリップスが爪の先の裏側にグリップゾーンを形成していることを確かめてください。定期的にトーグリップスを正しい位置に戻す作業が必要になります。放置してしまいますと、まれにトーグリップスが爪の根元まで上がってしまうか、隣り合った指を刺激して、危害を加えてしまうことがあります。安全に正しくお使いいただくために、トーグリップスを毎日点検してください。
トーグリップスをつけたまま爪を切ると、爪先が尖ってしまい、グリップゾーンを形成できなくしてしまう場合があります。そのため、爪のお手入れ時はトーグリップスを一度外してください。
爪を切った後にトーグリップスを再装着する場合は、トーグリップスを少し回して、新しい面が下に来るよう(グリップゾーンを形成するように)にします。そうすることで、トーグリップスをより長くお使いいただけます。
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その他の質問
現在、トーグリップスの色はお選びいただけません。トーグリップスはあくまでも治療の一環としてご使用いただくもので、アクセサリーとしてはご使用いただけません。飼い主が爪の状態やトーグリップスの状態を一目で確認できるように目立つ色を使用して、異常があった際、見のがすことのないようにしています。
原材料となる天然ゴムラテックスのアレルギーのもととなるたんぱく質を最小限に抑えて製造しています。しかし、天然ゴムのアレルギーを持っている場合、ご使用をお控えください。
パッケージには「トーグリップスは天然ゴムラテックスを使用しているため、人にアレルギー反応を起こすことがあります。」と記載していますが、犬がアレルギー反応を起こしてしまった事例は今のところありません。
一つの脚について2.3本の爪にトーグリップスが装着されていれば、十分な効果が得られることがこれまでの事例から見受けられますが、4本の爪についている方が最も大きな効果が得られます。
トーグリップスは天然ゴムラテックスという素材で、特別に設計されて作られています。